お菓子を製造して販売するには許可が必要

お菓子作りが好きだし、マルシェとかに出てお菓子を販売したいな♪
でも自宅のキッチンで作ったお菓子じゃダメって聞くし、許可を取るってどうしたらいいのかな? きっと難しいんだろうな

しっかりとステップを踏めば大丈夫!!
自分の経験したこともあわせてお教えします♪
お菓子を売るなら、まずは「許可」という切符を手に入れよう
「自分のお店を持ちたい」「作ったお菓子を誰かに届けたい」
そう思った時、一番最初に考えなければならないのが**「製造許可」**のことです。
たとえどんなに美味しいお菓子が焼けても、どんなに素晴らしい技術を持っていても、日本の法律では許可のない場所で作ったものを販売することはできません。
「保健所への申請」と聞くと、なんだか難しそうで、高い壁のように感じるかもしれません。
でも、この許可はあなたとお客さまを守るための大切な**「安心の証明書」**です。
なぜ許可が必要なのか?

なぜ許可が必要なの?
私たちが扱うのは、口に入るものです。
食中毒のリスクを防ぎ、衛生的な環境で製造されていることを公的に認めてもらうことで、初めてプロとしてのスタートラインに立つことができます。
• 菓子製造業許可:販売可能な クッキー、ケーキ、チョコレートなどを作るために必要
• 飲食店営業許可: カフェスペースを併設したり、その場で調理したものを出す場合に必要

無許可での製造、販売はダメです!お客様に自分が作ったお菓子で喜んでもらうためにも許可を取った場所でお菓子を作りましょう♪
最近では「シェアキッチン」という選択肢もあります
自分のブランドを長く、大切に育てていきたいなら、**「自分の城(厨房)」**を持つメリットは計り知れません。

ストレスなくお菓子作りに取り組めるのでおすすめ♡
いつでも好きな時間に製造できる 周りの人と関わらないでいい 自分の好きな機材、道具で作れる等
「お金をかけないと許可は取れない」と思われがちですが、実はポイントさえ押さえれば、小さなスペースでも、中古の設備を賢く使っても、ちゃんと許可は取れるんです
今回は、私が実際に経験し、試行錯誤して見つけた**「失敗しないための許可取得の手順」**を、どこよりも詳しく解説します。

ステップ通りに進めれば大丈夫だよ♪
ステップ1:最初の一歩は「保健所への電話」
ネット上の情報はあくまで一般的なもの。まずは**「自分の地域のルール」**を知ることが最優先です。
• アクション: 管轄の保健所(食品衛生課など)に電話し、「菓子製造業の許可を取りたいので、一度相談に行きたい」と伝えます。
• ポイント: 自治体によって「床の素材はこうして」「手洗い器はこのサイズで」といった細かなローカルルールがあります。まずはそこを把握しましょう。

ドキドキしながら電話したけど、思ったよりスムーズにお話しできました♪

電話の時点で聞かれたのはこの様なことでした!
【実録】保健所に電話して最初に聞かれた4つのこと。返答の準備をしておこう
「怒られたらどうしよう」なんて不安になるかもしれませんが、大丈夫!
彼らは基準をクリアするためのアドバイスをくれるパートナーです。
私が実際に電話をした際、まず聞かれたのはこの4点でした。
自治体等によって変わると思いますが、スムーズに答えられるよう、手元にメモを用意しておきましょう。

前もって答える準備をしておけばドキドキの電話も楽になるね♡
1. 「どこに」作ろうとしていますか?(場所の確認)
まず、厨房の所在地と建物の形態を聞かれます。
- 自宅の一室を改装するのか?
- 新しく物件を借りるのか?
- 軽バンなどの車内で製造するのか?
準備のポイント: 特に自宅の場合、**「生活スペースと完全に仕切られているか」**が最重要です。「玄関を別にできるか」「居住用のキッチンと分けられるか」といった点まで考えておくと、その後の話が早くなります。
2. 「何を」作ろうとしていますか?(品目の確認)
あなたが作りたいお菓子によって、必要な許可の種類が変わるからです。
- 焼き菓子やチョコレート、ケーキなのか?(菓子製造業許可)
- サンドイッチやその場で出す料理も含むのか?(飲食店営業許可)
準備のポイント: 「お菓子全般です」と曖昧にせず、「焼き菓子をメインに、ゆくゆくはチョコレートも考えています」など、具体的であればあるほど、必要な設備の指導が的確になります。

僕はチョコレートメインに、のちに焼き菓子等を増やしていくことを伝えました♪
3. 「どのように」販売する予定ですか?(販売方法)
売り方によって、パッケージの表示義務や、必要な設備が追加されることがあります。
- ネットショップでの通信販売か?
- マルシェやイベントでの移動販売か?
- 自分の店舗での対面販売か?
- カフェや雑貨店への委託販売か?
準備のポイント: 「今はネットだけだけど、将来はマルシェにも出たい」など、**今後の展望も伝えておくこと。**後から許可を追加するのは大変なので、最初から広めに想定して相談するのが賢い方法です。

僕は卸先が決まっていたので、『卸とオンラインショップ、のちにマルシェに出せたらと考えています』 と答えました♪
4. 「いつ」相談に来られますか?(面談の予約)
電話だけで許可が下りることはありません。必ず「一度、図面を持って相談に来てください」と言われます。
準備のポイント: 「とりあえず話だけ」ではなく、**「簡単な図面(手書きでOK)が用意できる日」**を予約の目安にしましょう。図面があることで、相談の質がぐんと上がります。

この時に面談の日に必要なものを聞いておきましょう♪
ステップ2:手ぶらで行かない!「事前相談」の持ち物
保健所の窓口へ行く際、以下の4つを持っていくと相談の密度が劇的に上がります。
1. 厨房にしたい場所の「現状の図面」(手書きでOK、寸法を入れる)
2. 現場の写真(スマホで上下左右を撮っておく)
3. 自分が作りたいお菓子のリスト(それによって必要な設備が変わるため)
4.このように作りたいというおおよその図面

この時に『このような厨房を作りたい』というおおよその図面も作って持っていきましょう♪後の図面作りがもっとスムーズに作ることができます!!
この時点で図面の合格が出ることはほぼないと思います
怒られるわけではないのでしっかりとお話を聞き、次のステップにつなげましょう!!

訂正箇所をしっかりと踏まえたうえで次のステップにつなげれるのでかなり次が楽になるね♪
ステップ3:合否を決める「魔法の図面」作成
相談で聞いた基準をもとに、設備の配置図を書きます。これが**「設計図」であり「合格への誓約書」**になります。
必須項目も各地域、自治内によって変わるのでステップ2の時点でしっかりと聞いておきましょう
必要項目(例)
• 二槽シンク: 器具洗浄用。
• 手洗い器: 調理場専用。L-5形(幅40cm程度)が標準。
• 冷蔵庫: 外から温度が見えるもの。または外部取り付け式の温度計をつけれる冷蔵庫
• 床・壁: 掃除しやすく、水が染み込まない素材(クッションフロアやキッチンパネルなど)。
• 換気扇・照明: 適切な明るさと通気

具体的にどの機材を入れようと思っているのかを伝えることが大事!

手洗い器はこういうのとか、Amazon、楽天などの画像を見せながら進めると早いね♡
絶対に先に買わないでください!
例えば
『この蛇口は取っ手の部分が肘などで開け閉めができないので、取っ手が長いものか自動式でなくてはだめです』など(各地域によって変わります)
このようなことを言われたりします
先に買ってしまうと無駄な出費が増えてしまうので、気を付けましょう
ここが一番のキモです!
工事が終わってから「ここがダメ」と言われたら、すべてやり直し。そんな悲劇を避けるために、必ず工事前に図面を持って保健所へ行きましょう。

この工程を飛ばして数十万単位で作り直しをした方がいます!気を付けましょう
• 確認すること: 「この配置で許可は下りますか?」「この素材で大丈夫ですか?」と担当者に念押しします。
担当者のOKを先にもらっておくことで、内装業者さんにも自信を持って指示が出せます。
ステップ5:内装工事と機材の搬入
図面通りに「城」を組み立てていくフェーズです。
内装業者さんへ「保健所の検査がある」と釘を刺しておきましょう
機材選び: 作業台やオーブン、シンクを揃えます。

※機材ごとの詳しい選び方は、今後の個別記事で解説します!



ステップ6:運命の「現場検査」
工事が完了したら、保健所に連絡して検査日を決めます。
当日のチェック内容
• 図面通りに配置されているか
• 手洗い器、シンクから水が出るか(お湯が出るとなお良し)
• 冷蔵庫に温度計があるか
•扉付きの棚があるか
合格後: 数日〜1週間程度で「営業許可証」が発行されます。
許可は「プロ」へのパスポート
「許可を取る」という作業は、単なる事務手続きではありません。それは、お客さまに**「安心と安全」を約束するプロの覚悟**を決めるプロセスです。
「ハコ(厨房)」ができても、そこで働く「人」に資格がなければ許可は下りません。
製造許可を申請する際に必ずセットで必要になる**「食品衛生責任者」と、プロの証である「製菓衛生師」**について、その違いと重要性を整理した文章を作成しました。
7. 「ハコ」の次は「人」。許可に必須な資格の話
厨房の設備が整っても、それだけではお菓子を売ることはできません。製造許可を申請する際には、その施設に必ず一人、**「食品衛生責任者」**を置くことが法律で義務付けられています。
「資格なんて持っていない!」「今から学校に行かないとダメ?」と不安になる必要はありません。ここでは、許可に必要な資格の取り方と、持っていると有利な資格の違いについて解説します。
① 必須資格:食品衛生責任者
菓子製造業の許可を取るために、最低限絶対に必要なのが食品衛生責任者という資格です。

食品衛生責任者の資格どうやって取るの?
- 各都道府県の食品衛生協会が実施する「養成講習会(1日)」を受講すれば取得できます。試験があるわけではなく、講義をしっかり受ければ誰でも取得可能です。
- 注意点: 厨房を作り始めるタイミングで、早めに講習の予約を入れておくのが賢い方法です。
② プロの強み:製菓衛生師(または調理師・栄養士)
もしあなたが**「製菓衛生師」や「調理師」「栄養士」といった資格をすでに持っているなら、実は「食品衛生責任者」の講習を受ける必要はありません。**
これらの国家資格を持っている人は、申請するだけで自動的に食品衛生責任者になることができます。
- 製菓衛生師のメリット: 許可申請のためだけなら「食品衛生責任者」の講習で十分ですが、製菓衛生師は「お菓子作りのプロ」としての知識(公衆衛生や材料学など)を体系的に学んだ証明になります。 お客さまから見れば、**「国家資格を持ったプロが作っている」**という大きな安心感と信頼に繋がります。

僕は製菓衛生師の資格を持っています♪
どっちが必要?
まずは許可を急ぎたい人:⇒「食品衛生責任者」の講習を予約しましょう。
プロとして長く活動したい人:⇒ すでに製菓衛生師などの資格を持っているなら、申請時にその免状を提示するだけでOKです。
「安心・安全」はお客さまに届ける一番の大切なエッセンス。
まずは自分がどちらのパターンかを確認して、早めに準備を進めておきましょう!
ここまで、私が実際に経験してきた「製造許可を取るための道のり」を駆け足でお伝えしてきました。
最後にもう一度、大切なポイントを振り返ってみましょう。
結び:最初の一歩が、あなたの「物語」を動かす
「自分だけの厨房を作る」ということは、単に設備を揃える作業ではありません。それは、あなたがパティシエとして、自分の足で一歩を踏み出し、お客さまと誠実に向き合うための**「土台作り」**です。
今回ご紹介した手順をまとめると、たったの3つです。
- 「準備」を怠らない: 工事の前に図面を作り、担当者の「OK」をもらっておくこと。
- 「相談」を恐れない: まずは保健所に電話し、自分のやりたいことを素直に話すこと。
- 「資格」を整える: 食品衛生責任者の予約など、自分自身の準備も並行して進めること。
正直に言えば、私も最初は「本当に自分でできるのかな?」「不便じゃないかな?」と不安になることもありました。実際に使ってみて「もっとこうすれば良かった」と思うこともあります。
でも、「まずは動いて、許可という切符を手に入れた」。その事実が、今の私を支える大きな自信になっています。

もし今、あなたが「いつか……」と迷っているなら、まずはノートに「どんなお菓子を、誰に届けたいか」を書くことから始めてみてください。その小さな一歩が、いつか必ず誰かを笑顔にするお菓子へと繋がります。




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